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お歳暮の元々の由来と意味

お歳暮とは、日ごろからお世話になっている方々に対し、一年間の感謝を込めて贈り物をするという、古くからある日本の風習です。もともとは、年越しに行われる「御霊祭(みたままつり)」で、塩鮭・塩ぶり・数の子・するめ・魚介類の干物などをお供えして、先祖の霊を迎えた祭が由来しています。そして、嫁いだ嫁や分家の者が、こうしたお供え物を本家に持ち寄ったことが始まりといわれています。

日本の年末行事には、お歳暮のほかにも大掃除などのさまざまな風習があります。これらの多くは新年になるとやってくる新たな神様(年神様)をお迎えするための準備です。家の中を整えて、年神様の目印になるよう門松を立ててしめ飾りを飾り、お供えとして鏡餅を置くのです。それぞれの家にやってきた年神様は豊作や商売繁盛、生きる力を授けてくれると信じられていました。このような、年神様という日本古来の宗教的習わしが、今もなお引き継がれています。

そして、商売的にも年末は重要な時期です。江戸時代の商業スタイルでは、お盆と年末に半年分の請求書が届き、そのタイミングで支払いをしていました。落語で見られるように、年末は溜まってしまった借金を払う時期であり、大家さんや仕入れ先への清算、町内の世話役への会費の支払いなどに行く時期でもありました。この支払いに合わせて、一年間お世話になった感謝の意を込めて、新年のお供え物に使用するものを贈るようになっていました。

そののち、遠方の親戚や年末に帰省できない子どもが、先祖の霊と年神様へのお供え物を本家に送るようになりました。その習わしから、日ごろお世話になっている親類や上司などにも贈られるようになったものがお歳暮です。年の暮れを意味する「歳暮」は、このような年末の贈り物の呼び名として定着していきました。

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